ケーナの鳴らし方

「としちゃん」という方のブログにケーナの鳴らし方という興味深いタイトルを見つけました。初心に戻って確認してみるのもよし、始めたばかりで壁にぶつかっている人にもよし、参考になればと思います。(*^^)v

自分の備忘録として、先日コチャバンバ東京でご教示いただいた
ケーナの鳴らし方(吹き方ではない。ケーナは吹くものではない!そうです。)を記す。

注意:
 この内容は、私がコチャバンバの師匠に教わった内容です。
 いい指導者は、教え子毎にその人の状況、特性に合わせて教え方を変えるものです。
 (孔子の論語なんかはいい例)
 私の教わった通りに、これを見られた方がやって、それが一番いい方法かどうか
 それはわかりません。
 一番の近道は、適切な指導者に直接教えてもらうことであることは言うまでもありません。
 私は、コチャバンバ東京でよい師匠に出会いました。
 ここに記載のある内容は、間違ってはいないと思いますが、あなたにぴったりの方法
 であるとは言えないかもしれません。
 この内容を読まれるにあたり、その点はご了解ください。 

私自身、さまざまなサイトや色々なアイテムでケーナの鳴らし方を調べてそれに従って音を鳴らしていたけれど、コチャの師匠いわく”100点満点中の5点”のレベルでした。

さて、本題。

ケーナを鳴らすにあたり、してはいけないこと。次の4点

(1)吹く
   リコーダーのように、”ふー”と吹くのはご法度。
   肺で息を吸って、ふー は胸式呼吸で吹いているのです。
   これは全然ダメ。
(2)引く
   よく、教本やネット上の説明に唇を横に引っ張って緊張させる
   というような記述がありますが、これは大間違い。全然ダメ。
(3)押す
   ケーナを唇に押しつけるのはダメ。
   唇にケーナの跡がくっきりとついている人いませんか?
   ケーナは唇に軽く触れるだけ。押しつけたらダメ。
(4)吸う
   曲の最中なんかで、思いっきり鼻や口で空気を吸いこんでませんか?
   これ全然ダメ。胸式呼吸で、吸って吹いてる「(1)の吹く」証拠です。
   時々、呼吸音がするほど吸ってる人いますけど、まったくダメ。

じゃあ、どうすりゃいいのか!!

基本は腹式呼吸。

腹式呼吸ってなに??
100メートル全力疾走してみてください!

そしたら、肩で息をしませんか?
お腹を出したりひっこめたりして息してませんか?

これが腹式呼吸。

普通に腹式呼吸するには、
①めいっぱい、息を吐く(吸うんじゃなくて吐くんです)
②お腹の下のほうを張り出す感じで(お腹を膨らまして)空気を取り込む。
 この時、ベルトがパンパンになる感じてお腹を膨らましてください。

この呼吸ができたら、次に進みます。

ケーナを鳴らすためにするべきこと

(1)タンギング
   タンギングってなんでしょう?
   トゥー、トゥーって空気の流れを切ることだとおもってませんか?

   ケーナを鳴らすためのタンギングは、意味が全く違います。

   さっきの腹式呼吸で空気を吸ってお腹を膨らました状態で息を止めます。
   口の中まで圧力がかかった状態にしてください。
    (声帯は閉じないで、閉じると口の中に圧力がかかりませんよ。
     口まで風船のように 圧力が来てますか?)

   唇は、普段のあなたの唇。顔面は完全にリラックス。

   ここまでは、特別なことはありません。ただ、お腹を張り出して、
   空気をいっぱいに取り込んで口までパンパンになっただけ。
   (胸で空気を吸ってはいけません。お腹を張り出して空気を取り込むこと)

   舌先(ベロの先端)を上下の唇の間に、内側からやわらかく(軽く)当てます。

   舌(ベロの先端を)すばやく、後に(口の奥に向けて)引きます。
   (スイカの種を遠くに飛ばすイメージです)

   引いた舌はすぐに元の唇の間に戻してください。

   最初は、唇の間に舌先を軽く挟んだ状態から、舌先を引いてもいいです。
   なれたら、唇の裏側に当てるだけにしてやってみましょう。
  (舌は歯の付け根ではなく、上下の唇の間、唇の柔らかい部分とだけ触ります。)

   で、このとき、口の中の空気が”ぷっ”と外に出ましたよね?

   これが、ケーナを鳴らすためのタンギングなのです。

   この ぷっ と出た空気でケーナを鳴らすのです。

   つまり、ケーナはタンギングで音を鳴らしている楽器なのです。

   このタンギング、繰り返してやってみてください。

   口の中の動きが実感できたら、
   お腹を膨らんだ状態のままタンギングをするのではなく、
   
   唇と舌を当てた状態で、お腹は引っ込ましておき(リラックスしておき)、
   お腹を膨らます(圧力をかける)と同時に舌を引き、タンギングするようにしてください。

   というか、口を作っておいてお腹を突き出すように動かすとその反動で舌が引っ込んでぷっ という空気が出るようになります。
  
   お腹に意識を集中してお腹の出し/ひっこめをすると口がぷっ、ぷっ となるまで練習です。

   うまくできるようになったら、ロングトーンの感じで息を出す。

   ぷっ、ぷっ、ぷーーーーーー ってかんじで。お腹に力を入れたまま(突き出したまま)
   長く息を出す。出る空気の圧力を一定に保つように。

   ここまでやって、みなさん実感されるはずのことが一つ。

   思いっきり息を吐き切ったあとで、強引に息を吸う必要ないですよね?
   
   つまり、腹式呼吸では、息は吸うものではなくて、吐くものなんです。

   吐くと、吐くのをやめると勝手に空気が吸い込まれているんです。意識する必要ないんです。
   
   過去に、山登りされた方(富士山とか)は、登山中に”息を吐きなさい”って
   言われませんでしたか?  

   100メートル全力疾走したあとも、体がゼーハーゼーハーって、空気めいっぱい吐いてますよね。

   これが腹式呼吸。息は吸うんじゃなくて吐くと、無理に吸わなくてもよくなるんです。

(2)舌と唇の柔軟性(柔らかさ)

   当たり前のようですが、舌と唇の柔軟性が必要です。
   ここで考えてみてください。
   唇を横に引くという、よくある吹き方の解説の口って唇は柔軟ですか?

   んなわけあるかい!! と 突っ込みをいれたくなります。

   一番舌と唇が柔軟なのはいつ?

   そりゃ、普段のぼーっとしているときのあなたの顔できまりです。

   要するに普段の口のままで十分。

   ただ、1つだけ、ケーナを鳴らすときは、唇と舌は別に動く必要があります。
   唇は同じ状態のまま、舌でタンギング。

   舌を動かしたときに、唇まで動いちゃうと音が変わっちゃう??

   タンギングの練習では、唇はそのままで、舌(というかお腹の動き?)で
   タンギングできるように。

   コチャの師匠によると、どうしても舌と唇が連動してしまう人はいるそうで、
   そういう人にはあなたにはケーナは向かない。とはっきり言うんだそうです。

(3)上下の唇の合わせ位置のラインが水平になっている

   これなに?って感じですが、一言でいえば、リラックスした普通の口です。
   (ってさっきと同じやないか!)

   ところが、口をむりやり作ろうとしたり、ケーナを唇に強く押しあてたり、タンギングで口が動いちゃったり、腹式呼吸でなく胸式呼吸で懸命に吹こうとすると
   口の形が崩れて水平じゃなくなっちゃうんです。

   あくまで、口はリラックス。

   これがちゃんとできていれば、ケーナは水平に構えたって鳴るんだそうです。

   ケーナを下のほうに立てて構える人は、この口が違ってる証拠なんだとか。

(4)腹式呼吸
 
   もう、さっき散々書いちゃいましたけど、お腹を膨らまして圧をかけて、吐く。
   吐くのをやめてリラックスしたら、勝手に空気は入ってきますよ。

   ちなみに、お腹で圧力をかけるって、トイレで踏ん張るときのお腹の力の入れ方と
   基本的におんなじ。
  
   圧力をさらに上げたかったら、思いっきり踏ん張る感じで下腹部に力をいれます。

ここで、ケーナを鳴らすにあたって補足事項があります。

補足事項
 (1)ケーナの角度
  
    ケーナは、正しい音の鳴らし方をすれば、水平でもちゃんと音が出ます。
    でも、水平だと腕とか首とかが疲れちゃうので、水平から15度ぐらい下げた位置で
    (ってほとんど水平?)保持しましょう。

 (2)ケーナの歌口の位置

    ケーナを口に当てる位置です。(当てるというか、軽く触れるというか)
    ケーナを口に当てた時、歌口の端(角)は、上唇に軽く触れるか触れないかという位置が
    正しい。
    感覚的には結構上のほうです。歌口の終り(U字の底ところ)が、唇の上下の合わせ面と
    同じ高さぐらいになるイメージです。

 (3)ケーナが鳴っているときには、口は閉じたまま(というか絶対にあかない)

    口は閉じたまま、さっきタンギングのところで述べた、スイカの種を飛ばすような
    ぷっ という空気の流れが音を鳴らすのです。口は閉じています。
    唇の隙間から空気が漏れただけです。

ここまで来たら、ケーナを手に持って鳴らしてみましょう。

① まず、上記内容を一つずつやってみる。

② タンギングを繰り返しやってみて、調子がでてきたところで、
  ケーナを正しい角度、位置に持ってくる。

③ ミの音をだす。ぷっ、ぷっ、ぷっ と一回ずつ舌の動きと腹の突き出しの動きを意識しながら。
  (なんでミか? 左手の上下(人差し指と親指)で
   ケーナの位置保持しやすく、音も安定して出やすいから)

   くれぐれも注意:
     吹くんじゃなくて、唇から漏れ出た空気の圧力で音が出るだけです。
     お腹で加えている圧力がミソです。

   唇はそのままで、舌を引く速度をすばやくしたり、
   お腹の力の入れ具合(踏ん張り具合)で調整して、
    唇から漏れ出る空気の量と速度を変えると音階が変わります。

④  うまくできるようになってきたら、ぷっ、ぷっ、ぷっ、ぷーーーーーーーーーーっと
   ロングトーン。

⑤  さらに音(指)を変えてやってみる。音階を変えるのも。

⑥  お腹の突き出しと、舌の動きがうまく連動するようになったら、ぷっ、ぷっ、ぷっ という
   間隔を短くしていく。

やってみるとわかると思いますが、胸式呼吸で吹いていたときとは、別次元の音がします。

音量も多いし、音の安定性も極めて高い。

しかも、かなりの高音まであっさりと鳴ります。

圧力のかかり具合と舌の動かし方で、音階を変化させられます。

逆にこれがうまくいかないと音がまともに出ません。

圧力をかけて舌をゆっくりと引く→ゆっくりとした息・・・・低音側
さらに強く圧力をかけて舌をすばやく引く→・・・・高温側

高温が素晴らしくきれいに立ち上がるので驚くと思いますよ。

   

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by kenakhunpa | 2013-03-21 16:41 | その他 | Comments(0)


ケナ クンパ とはケチュア語でケーナの仲間という意味です。私たちケーナグループはその名の通り、ホントに楽しい仲間です♪ いろいろなイベントや施設などで演奏させて頂いています。


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